床面積
(Oct.2/2006)
長崎に来てから、もう、まる2年である。あっという間という気もするが、考えてみれば2年というのはいろんなことがあって然るべき年月である。
たとえば、あの頃に生まれた赤ん坊は、今はもう自力で歩いたり、片言のことばで周囲を喜ばせたり、暴言を吐いたりできちゃう、そういう年月だ。
あの頃に付きあいだした男女は、今ごろはとっくに別れて忘却の彼方にいるかもしれない。
あの頃に買ったケータイはそろそろ買い換え時だろうし、人によってはクルマも買い換えちゃうかもしれない。
あの頃に仕込んだワインや焼酎は、そろそろ店頭に並ぶ頃だろうか。
自民党の党首はずっと同一人物だったが、民主党では3回変わった。
こんなふうに書いていけば、2年というのはそれなりの年月なのだということは歴然としている。
ちなみに、あの頃に体重60キロちょいしかなかった私は、今では大食いをすると67キロを越えるくらい成長したが、相変わらず白髪の兆候すらない。
そう2年やそこらじゃ変わらないものもけっこうある。
2年前のセミの幼虫のうち、すくなくとも7分の5はいまだに地中で眠っているわけだし、ウィンドウズは相変わらずXPのままだ。
そういう2年間をふり返るのになにを例にとるのがいいかと考えながらここまで書いたのだが、なかなかいいのが思い当たらない。長崎で作った友達を一人ずつ紹介するのもいいが、紹介漏れがあると困るし。
ということで、ここからは「Talk」ならぬ「紙芝居」で、研究室の2年間を見てみたい。私の研究室の写真はたびたびジャーナルのほうに掲載してきたので、それを一挙に見ちゃおうというわけである。
2004年10月8日

着任して4日目である。本棚と机とイスはあらかじめこの部屋に運び込まれていたものである。まだ段ボールが散乱しているし、本も、棚に無造作に平積みしてあるところを見ると、整理する手前の段階(つまり段ボールを開けただけの状態)みたいだ
2004年10月26日
テーブルと本棚が増えている。どちらも学部の倉庫に持ち主不明で放置されていたものである。テーブルの上には、なんと懐かしのマッキントッシュSE30が置いてあるではないか。

2004年11月27日

テーブルの上に見えるのは、この頃に買ったiMac G5。右手に見える本棚は、もらった研究費で買った最初の買い物。段ボールはもはやテーブル下に見える2つだけだが、このうち一つはいまだにゴミ箱として使ってる。
2004年12月6日

テーブルとデスクとでL字型の配置にしてあるのは、今にまでいたる配置のパターン。手前に見えるチェアは、この頃にゼミ志望者面談があって、そのための来客用イス。たしかこれも倉庫で拾ってきた。(現在はゼミ室にあります。「1ヶ月で返す」っていう約束で倉庫から持ってきたんだけどね)。
2005年2月4日

おっと、せっかくのL字型配置がなくなってる。2月のはじめに撮った写真なので、おそらく大掃除と整理整頓をしたあとのものだと思われる。中央付近に見える棚は移動式。部屋のしきりにも使えるので大変便利。
2005年5月27日

基本的には2月と変わらない配置だが、パワーブックをテーブルに置いてあるところを見ると、すこし離れた2つの机のあいだを行き来しながら仕事をしていたようだ。
2005年11月4日

とたんに部屋が混みあって見えるのは、テーブルが一つ増えたから。手前(部屋の入口付近)に一つ、その奥にL字型配置復活。手前のテーブルを7人で取り囲んでゼミをやったりした。
2006年4月3日

基本的にあまり変わらないのだが、この春休みに本棚の大移動を敢行したので、部屋がスッキリ見える。それまで壁に対して垂直に配置していた奥の本棚を、壁にぴったり付けたのだ。これはけっこう大変で、耐震工事のボルトをはずし、全ての本を棚から下ろして軽くし、ドア止め金具を引っこ抜いて棚全体を移動させ……と、まる一日がかりだった。基本的にこの配置のまま現在に至る。
2006年7月18日

長崎に来て以来出番のなかったiMac G3を持ち込み、ラジカセがわりとする。
2006年9月19日

Nychairが入った。
2006年10月2日

これは今までとは違う角度からの撮影。Nychairの場所は試行錯誤中。
2006年10月2日(その2)

研究室の入口からの撮影。手前のWindowsマシンはGIS専用だが、最近はこのテーブルでゼミ生の指導をするコトが多いので、その都度、いろいろと検索するのにも使っている。この写真に写っている4台のコンピューターはすべて稼働中だが、ほかにも休眠中のパソコンが2台ある。(……なんて書くとドロボウに狙われるだろうか? 先日医学部で個人情報満載のノートパソコンが盗まれたばかりだし)。
熱力学の第二法則ではないが、なるほど、私のようなずぼらな人間の部屋においては、乱雑さの度合いというのは確実に増える。その一方で減ったもの、それは、露出している床の面積である。
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