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My History of Macintosh op.3
(Dec.4/2003)


1999年にAppleが発表したiMacは、発売されるや圧倒的な人気を博し、そのボンダイ・ブルーで家電売り場の景観を、文字通り、塗り替えた。その後、5色カラー版が発売されたり(5色カラーにもポップな5色と、シックな5色があった)、花柄バージョンがあったりと、見た目で話題をさらった部分が大きい。私は当時もいまも、その辺に関しては冷ややかである。

そんな私であるが、 2000年1月にブルーベリー色のiMacを買ってしまったのだ。買おうと決断したのは、なんとボリ村(エチオピア南部で私がフィールドワークをしていたところ)でのことである。そろそろ帰国の日程がせまっているという夜中、食事を終えてたばこを吸いながらぼんやりしているときに、ふと思い立ったのである。そうだ、iMacを買おう、と。

なぜiMacだったのかはいまはちょっと思い出せない。ただ、おおよそこんなところだろうと思う。そのとき私が仕事に使っていたのは、まえにも書いた Win3.1の古いマシンだった。これにはそろそろ引退してもらう必要がある。ガタが来ていて、電話回線にもちゃんと接続できなくなっていた。その一方ですでにPowerBook1400(ASKA)には十分慣れていたが、このノートブックは私一人の専有物ではなかった。仕事で使うには、どうしても独り占めできるコンピューターが必要である。さて、何にしよう。本当は最新のPowerBookが欲しかったが、そのときはお金がなかった。ところが一番安い iMacなら、10万円ちょっとで手に入る。性能も申し分ない。買おう。

とまあ、こんなところだったのだろう。自宅に届いたブルーのiMacは、その彩りからして我が家の書斎には全くそぐわなかったが、使い勝手は良かった。名前は「渚くん」にした。このiMacを私が使ったのは、実質1年10ヶ月である。いまではうちの同居人が使っている。購入してからもうじき4年になるが、 CD-Rも焼けず、DVDもみられないかわりに、故障もしない。一度、ハードディスクがいかれてしまったが、あれはディスクの故障であって、渚くんのせいではない。

そんなiMacがフリーズの嵐に見舞われて、どうしようもなくなってしまったことがこれまでに一度だけある。その原因は"Microsoft Office 98"だった。ワード、エクセル、パワポといえば、ビジネスマンの必須リテラシーであるといっていいだろう。それがうちの渚くんを蝕んだのである。Norton Utilitiesでチェックしてみると、出るわ出るわ、不具合の嵐。"Office"関連だけで、ゆうに100を越える病巣を抱えていたのである。しかも修正してもまだ治らない。結局Microsoft Officeがそれなりに安定して使えるようになったのは、"2001"というヴァージョンが発売されてからのことである。

(ちなみにDr. Nortonは、私の経験ではファイル構造のかなり深いところまでもぐって、ウィルス的な振る舞いをすることがあるので、私自身はなるべく使わないようにしている)。

こうしてそれなりに働いてくれたiMacだが、電車のなかで仕事がしたい私は、PowerBookを購入することを決断した。2000年、10月のことであった。(つづく)