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My History of Macintosh op.1

(Oct.11/2003)


コンピューターの話をしよう。何回かに分けないと書ききれないだろうから、「op.1」と銘打っておく。

このウェブサイトは100%マッキントッシュで作っている。我が家には、常時使っているだけで3台、休眠中も含めれば5台のマッキントッシュがあるのだが、私はとくに収集家でもマニアでもなく、必要に応じて買い足していったら、いつのまにか、こうなってしまっていた。

ウェブサイトを立ち上げるためには、いわゆるホームページ作成ソフトが必要だが、これには英国Softpress社の「Freeway」というソフトを使っている。はっきりいって私にはソースだのスクリプトだのプログラムだのといった専門的な知識が欠けているし、それを学習する余裕も、いまのところない。この点でFreewayはほとんどドローイングソフトを利用する感覚で使うことができる。まだ操作になれていないところが多いけれど、さわりだして1日しないうちにサイトの骨組みができてしまった。

このソフトは、マーキュリーソフトウェア・ジャパンというところが扱っている商品だが(最近、日本側代理店が変更になったというが、詳しいことは不明です)、マーキュリーをつうじて買った製品はこれまでにもいくつかある。なかでも、いまや手放せない存在になってしまったのが、Nisus Writer(ナイサス・ライター)というワードプロセッサだ。3年前からはほとんどこれ1本、講義で配るハンドアウトも、博士論文もこれで仕上げている。最近は論文をまったく書いていないので、もっぱら授業の資料ばかりだが、もし私からNisusを取り上げたら、仕事に重大な支障が生じることになる。

私の講義を受けたことがある人なら分かると思うけれど、私が配るレジュメは3種類のフォント(日本語2つ、ローマ字1つ)を用い、構成をわかりやすくするために(学生にとってわかりやすいかどうかは別問題だが)階層構造が分かるようなレイアウトになっている。しかもトピックによっては、図や表、写真が満載の、盛りだくさんの内容になる。Nisusを使えば、こうした編集作業がぴったり決まるし、仕事もはかどる。

もちろんこれと同じ作業は、いまや世界標準となってしまったMicrosoft Wordでもできる。多機能さではNisusはWordにかなわないだろう。だがWordは使い勝手が悪いし、動作も遅すぎる。もちろん「慣れ」という要素は大きいが、いまのところWordでは仕事にならないのが現実である。業界(学界)の標準ワープロになってしまっているという理由から仕方なく所有はしているが、とくに必要がない限り起動もしない。

誤解を招かないようにつけ加えておくと、Microsoft 製品のいくつかは本当に素晴らしい。Excelがなければ、私の仕事の3分の1はこなせなくなるし、メールソフトもEntourageだ。だけど、 Windowsはいただけないなあ。あのインターフェイスはなんとかならないものだろうか。職場でWindows XPというのを使っているが、あらゆる出発点になる"Start"メニューが、左の下隅からカーソルをせり上げないといけないなんて、どうしてあんなインターフェイスのものを、みんな使えるんだろう。

そうそう、手放せないソフトといえば、Kacis MyNoteというのもある(以前はKacis Writerといった)。これはいわばアイデアプロセッサみたいなものなのだが、原稿書きと資料整理の両方に活用している。このウェブサイトの「Talk」のところはKacisで書いたものを、そのままHTMLで書き出しているのだ。論文の原稿も、まずKacisで構成を決めてだいたいの内容をまとめ上げ、それからNisusにデータを渡して仕上げるようにしている。

それにしても、こうもMacintoshびいきだとまわりの視線は相当に冷たい。「そのワープロなに?」「ナイサスっていうんですよ」「あ。マックだけのものね」といった会話がこれまで何度くり返されただろう。「お前もまわりに合わせろよ。ワード使えよ、こら」といわれているのも同じなのだ。